【成功の定義】経営者の「成功」ってなんだ?

成功までのステップ

「成功」とは「自分が望む状態になること」。
その実現のために必要なのは「仲間と一緒に幸福になる」という考え方と行動。
「自分ファースト」になってないか?という継続的な自己内観がとても大切。

こんにちは!マネジメントコーチの堀井です。

ボクは・・・このブログを2022年8月8日にオープンして最初の週。読み返してみると、あっちこっち気になるところがあるので、細かな部分の推敲をする日々。まだまだ「雑」なところがたくさんあって「キリ、ないなあ・・・」と内心思いながらの毎日でした。ご覧いただいた方も「???」ってところに気付いておられるかもしれませんが、今はちょっと大目に見てください:汗。

(*2024年1月8日:https://re-set.coach/=こちらに引っ越しました)

さて、今日は「成功」についてまとめておきます。この「成功の定義」は、成功するためにメチャクチャ大事なんで、ぜひ参考にしてください。

「成功」とは「望む状態になること」

ボクの定義では「望む状態になること」が「成功」です。

それは「自分基準」です。

A:「貯金、1億円を超えたわ・・・」
B:「すごいなあ!大成功やん!」
A:「いやいや!まだまだ!目標は10億円!」

ま、例えればこんな感じでしょうか。

第三者から見たら「じゅうぶん成功やん!」と羨ましく見えても、目標が10億円なら、本人にとって1億円なんて「まだ、ぜんぜん少ないわ!」です。

「成功とは?」の答えは「自分次第」であり「あなた次第」です。他人がとやかく言うことではありません。だから「成功かどうか?」は、自分が決めることであって、誰かに「認定」してもらうことでもありません。

「成功」は、それぞれの「人生観」。他人がお節介するものではない。

経営者なら誰しもが「成功したい」と思っています。少なくとも「失敗したくない」と思っています。

ちなみに、マネジメントコーチの仕事では「成功の定義」がメッチャ重要なんで、ボクはプレイヤー(=クライアント経営者)の成功について知っておく必要があります。なぜなら、ボクの仕事は「目の前のプレイヤー=クライアントの成功をサポートすること」であり、いわゆる「べきろん」に誘導することではないからです。

だから、プレイヤー=クライアントには(気が変わってないか?を確認するために)定期的に「社長にとっての成功ってナニ?」を聞くようにしています。

ところが、意外とその答えが曖昧な人が少なくありません。「望む状態」が無いわけでもないし、考えてないわけでもないのですが、上手く言葉にできてないんですね。「望む状態の言語化」が出来ていない人が多いのです。

そこで「望む状態をハッキリ言葉にしよう!」とディスカッションを重ねていくと「業界ナンバーワンになりたい!」とか「世界制覇したい!」とか「社員を100人にしたい!」など、「その人にとっての成功」がだんだん具体的になってきます。「とりあえず借金を完済できればいいねん」とか「今のまま大きなトラブルもなく続けられたら御の字なんや」といった深いホンネにたどり着くこともあります。

中小企業のオーナー経営者にとって「成功とは?」なんて、それぞれの人生なので他人がとやかくお節介するものではなく、それぞれの「人生観」でいいのです。

ただ、その「望む状態」が曖昧だと成功確率は上がらないので「言語化する」ことがとても重要です。

「成功しない人」の多くは「自分ファースト」

ところが・・・です。

望む状態を言語化さえすれば、だれでも成功確率が上がるのか?というと、そうではないですよね。

「成功の手応え」を感じられず「なかなか想い通りに経営でけへんなあ・・・」とか「なかなかエエ会社にならへんなあ・・・」とモヤモヤしている経営者が少なくありません。

この人たちと話していると共通点があります。

なかなか「成功の手応え」を感じれてない人の共通点の多くは「自分ファースト」です。上述したように「成功とは?」は「自分基準」だから自由です。でも、その成功確率を上げようと思うなら「自分ファースト」な「自分基準」ではダメなんです。

だから「誰の助けも借りずに実現できる状態」を目指しているのであれば、他人は関係ないので成功確率は高いかもしれませんが、多くの場合において「望む状態」になるためには、多くの人たちの協力や応援が必要です。

説明の都合上、あえて極端な表現をしますが・・・

  • 「ボクがお金持ちになりたいので、手伝ってほしい」
  • 「ボクと一緒にお金持ちになろうよ!」

この違いです。

前者の目的は「自分がお金持ちになること」なのに対して、後者の目的は「一緒にハッピーになること」です。

なかなか「成功の手応え」を感じられない人の多くは、前者のタイプです。「自分のハッピー」という「自分ファースト」な狭い範囲でしか成功を考えていません。

ボクは「なかなか成功できない人の原因はここにある」と思っています。

「成功」のためには「仲間の幸せ」を考えることが大切

  • 「高級マンションと高級車を手に入れたい。だから、もっと売上が必要なんだ!」
  • 「社員達の待遇をもっと良くしたい。だから、もっと売上が必要なんだ!」

繰り返しますが、社員に売上拡大を訴えるとき、彼ら彼女らはどちらのタイプに協力するか?という話です。「社長のマンションや高級車のために頑張ろう!」と、ホンネで思う社員は、いたとしてもレアケースです。マンションや高級車を望むこと自体は何も悪くありませんが、それはプライベートなことであり、社員とともに経営者自身の待遇もよくして買えばいいのです。

この「視点」があるか?ないか?で「求心力」は大きく違います。どれだけ上手にゴマカシても、経営者の日常の言動で、周りはすべてお見通しです。

「成功」のためには「仲間」が必要です。そのためには「自分の事だけ」ではなく「仲間の幸せ」も一緒に考えることが大切なのです。

「経営者の成功」は「仲間と一緒に幸せになること」で共通する

結局のところ、経営者が目指すところって「みんな共通やわ」とボクは思っています。

表現はいろいろですが、行きつくところはみな同じやな、と。

その共通点が「みんなの幸福」です。

古くから「自利利他」という言葉がありますが、本質的に同じです。

「経営者自身も含んだ仲間の幸福=仲間のみんなにとってよくなること」を具体的に言語化し「企業理念」や「経営理念」として発信することで「理解、納得、共感する仲間たち」が集まり、組織され、チカラを合わせて頑張るチームになって「いい会社」になります。

これが「経営者の成功って、仲間と一緒に幸せになること、という定義で共通するわ」とボクが思う理由です。

さて、あなたはどう思いますか?

もし「堀井に手伝って欲しいな!」と思ったら気軽に連絡ください!→(堀井にアクセスしてみる:お問い合わせフォーム

以上、お役に立ちますように!

※この記事は、本文中に特別な断りがない限り、投稿時点のものであり、将来変更される可能性があります。

(補足)

念のために補足しておきます。「自分さえよければ、誰が犠牲になろうが、不幸になろうが、そんなことイチイチ気にならん」「キミはボクために戦いなさい」という思考や価値観の人は、根本的に「水と油」です(笑)。

マネジメントコーチ/堀井弘三/株式会社マーカス・マネジメント代表取締役/「もっといい会社」にするためには「もっといい経営者」になればいい!が口ぐせ。「心技体」をベースにして体系化した独自のマネジメントメソッドである「経営脳:5Layer」で「10名~100名規模の中小企業経営者」をサポート。専門は「36カ月の経営計画」「マネジメント会計」「チームビルディング・人材育成・人事評価」。福岡~大阪エリアを行ったり来たり。詳しいプロフィールはこちら